手足のしびれ
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手に持ったものをよく落とす
力が入りにくく重いものを持ち上げにくい
歩きにくい。1歩1歩が重く感覚が鈍い
歩行時によく段差に躓き転倒しそうになる、または転倒する
ベッドや椅子から立ち上がる時に力が入らずなかなか立ち上がれない
感覚が鈍くなり熱さや冷たさを感じにくい
手や足の先から体の中心部の方にかけてジンジン、ピリピリといったしびれがある
思うように動かせないもどかしさ -
手足のしびれにおける当院の考え
まずしびれから説明すると簡単にイメージがわくのが正座の後に起こる足のしびれだと思います。足がしびれだすと最初は感覚が弱く鈍くなり手で触っても触っている感覚がしなくなってきます。それから足がピリピリとしびれたりくすぐったい感じが出たりします。このようにしびれといっても感覚が鈍くなったりピリピリする感じが強くなったり、くすぐったいような感じがしたりと様々な現象が現れるのです。
しびれが出る原因は様々なものが考えられます。神経は背骨と背骨の間から出てきます。例えば首や腰といった背骨で神経そのものが圧迫を受けしびれとして出てくるものや筋肉の柔軟性が下がり筋肉の硬さに圧迫を受けしびれが出てくるものもあります。ほかにも血行不良で出てくるものもあります。
手がしびれるもので原因として多いのは首の骨(頸椎)で圧迫を受けるものと姿勢が悪くなってしまうことで肩が前に入りその周囲で圧迫を受けるものが多いです。 -
手足のしびれを放っておくとどうなるのか
神経は脳からの信号を感覚器(温覚、冷覚、痛覚)や運動器(筋肉)に伝える重要な組織です。神経が圧迫をされしびれが出るほどまでになっているということは脳からの信号がうまく伝わっていない証拠です。その信号がうまく伝わっていない状態で放置をすると感覚で言えば熱さや冷たさ、痛みを感じにくくなるので熱いもの(極度に冷たいもの)を触れても熱いと感じず火傷をしたりしてしまいます。また感覚は体にとって重要な危険信号を感じ取るものです。そこが機能していないということはそれだけ自分の体が悪いと自覚することが減り、結果さらに強い痛みや症状として現れるのです。
筋肉で言うと体を動かすものですのでしびれを放置すればそれだけ筋肉に伝わる信号も弱くなり筋力低下や関節可動域の低下が現れてきます。 -
手足のしびれの軽減方法
まずはなぜしびれが出ているのか原因から調べなければなりません。神経が圧迫を受けている個所を把握しなければ施術をしても変化は見られません。簡単な検査を行い原因の個所を確認しそこに対してアプローチが必要です。例えば姿勢が悪く筋肉が縮こまることで圧迫を受け出現するしびれであれば圧迫をしている筋肉をまず緩めていくこと、そして姿勢が丸くなって筋肉が縮こまらないように姿勢の改善も必要となってきます。ほかにも原因として多いのは血行不良ですね。血行が滞ることで一時的に血管が圧迫された後に一気に血液が流れることでしびれが出ます。血管も筋肉や姿勢から圧迫を受けやすいですが、血行の原因であれば温めてあげることです。温めると筋肉に血液が循環し柔軟性が増え圧迫が弱くなり改善されやすいです。
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お勧めする手足のしびれに効果的な施術メニューは?
当院ではそれぞれのしびれの部位に合わせて原因を調べ施術を行っております。手のしびれであれば原因となりやすい胸郭の狭さ(姿勢不良・猫背)からくるものであれば猫背矯正メニューといったメニューがあります。猫背矯正メニューは猫背(姿勢)に特化したメニューですが肩の位置を広げ本来の位置に戻すこで神経の圧迫を防ぐことができしびれの改善に期待できます。足のしびれは筋肉の緊張から神経の圧迫を受け出現するものが多いです。こういったしびれには筋膜ストレッチが有効です。筋膜とは全身を覆う膜のようなものですが、この筋膜が癒着したり緊張することでほかの部位がよじれひきつってしまい様々な部分で症状が出てきます。この筋膜ストレッチは腰から下の部位にストレッチをかけ筋肉の緊張を軽減することが可能ですので筋肉の緊張からくる神経の圧迫を軽減ししびれの改善に期待できます。
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軽減するために必要な施術頻度は?
しびれの改善については圧迫を減らすのにある程度の時間はかかると思われます。しびれの改善はまず原因となっている部分の改善をすることが求められます。猫背や
姿勢不良であれば長年の積み重ねで起きているものですので症状の改善だけであれば3ヵ月を目安に姿勢の改善・安定までは6ヵ月程を目安にしています。必要な治療頻度は週に2回~3回を目安にお越しください。また症状や状態に合わせて通院頻度は増減いたしますがなるべく患者様のご希望に沿った頻度、期間で改善できるように努めております。