悩みタイトル

パソコンを使う際の細かい指うをしているときに動かし辛さや痛み
手に力を入れたときに指が伸ばしにくく感じる
育児をされている方が子供を抱っこした時にある痛み
家事を行っている方がこまめに指の曲げ伸ばしをしていると手指の動きが滑らかに行えないなどの制限がかかる
指先に痺れや力が入りにくいなどの違和感がある
上記のような運動時痛、腱鞘が肥厚することで起こる筋肉の可動域の制限、神経を圧迫しやすくなる事での指先への痺れ、それに伴う握力低下、長い間負担がかかる事による圧痛などの症状が悩みとして挙げられます。

腱鞘炎に対する当院の考え

私たちの考える腱鞘炎とは、大まかに肘から指先までにかけて手指を動かす際に必要になってくる筋肉が腱鞘と呼ばれる鞘を通っているのですが、その鞘が肥厚し各区画を通っている筋肉の滑らかに動く作用を減少してしまう事により動かしている時の痛み、圧痛、痺れなどが出てきやすくなる状態だと考えています。とくに妊婦さんや更年期の女性に起こりやすいと言われていますがそれだけではなく育児や家事をされている方々やパソコンを触ったり細かい作業を行う方にも起こりやすいです。
近年ではスマートフォンを触る方も増えてネットワーク社会になっている事から細かく指を動かす人が多いので腱鞘炎になりやすい方が多く一般の方でも普段から耳にする事がある疾患です。

腱鞘炎を放っておくとどうなるか

腱鞘炎というのはそもそも腱鞘という筋肉の通っている鞘に炎症が起こっている状態なので、放置をしてしまうと①関節が動かし辛くなってっしまうことからばね指の原因になります。②炎症が起こる事で起こっていた運動時痛、圧痛が長引いてしまうと考えられます。③腱鞘炎から筋肉が神経を圧迫しやすくなり痺れや、筋力低下などの神経症状が出やすくなります。
上記の事から理解いただけると思いますが、筋腱が悪くなってしまう事での炎症の悪化だけでなく神経症状などが出やすくなります。手の腱鞘炎であれば、ばね指や狭窄性腱鞘炎が起こりやすく、腱鞘炎の悪化から手根管症候群といた手先の痺れが起きる疾患も起こります。足の方であればアキレス腱の断裂や損傷といった症状を引き起こしやすくなります。

腱鞘炎の軽減方法

腱鞘に対して炎症が起こっている状態なので、まずは安静とアイシングの徹底を指導します。また、症状が発生しやすいのが女性というのもあり家事や育児を行なっていて知らず知らずのうちに使い過ぎの状態になってしまっている方もおられるので生活指導や気をつける事を説明することも大切だと考えます。初期の痛みにはアイシングを行いますが、長引く場合は交換熱や前腕の筋肉を温める事により血液の流れを良くして回復力を上げれるようにしていきます。体のケアの一環として肩から前腕にかけて関節と筋肉のアライメント不良を整える事を目的としてストレッチを行う事も大切だと考えます。以上のことから生活リズムに合うような改善方法を提案します。

腱鞘炎に対する当院の施術メニュー

腱鞘炎になりやすい方の特徴として指を細めに動かす作業をよくされる方、テニスや野球などの腕をよく使うスポーツをされている方といった普段から手や指をよく使う人にみられやすいです。そのような方々で多いのが肩甲骨が内に入りやすくなり肩から前腕に対しての骨格のアライメントが悪くなっているケースです。MAにより肩から前腕の筋肉を施術するだけでなく、アライメントを全体的に整えるという視点からOPCを行う事が改善には効果的なメニューだと思ってます。また、OPCだけでなく部分鍼やEMSを行い、より深いところから刺激する事で筋肉の回復力を上げるだけでなく筋肉の動きを良くできるので相乗的な効果も期待することが出来ると考えてます。

施術頻度はどのくらいか

初期の状態から生活習慣の使いすぎなどが原因で後の症状が変わるので、まずは週に3回以上の頻度で通院していただき症状の経過とともにペースを落としていくように指導します。改善する為に必要な頻度としては週に3回から5回と考えています。