悩みタイトル

夜、寝つきが悪くなかなか眠ることができない。(30分〜1時間以上)
連続して眠りを維持できず朝起きるまでに何度も目覚めてしまう
眠りが浅く睡眠時間の割にあまり眠った感じがしない
朝、(2時間以上)早く目覚めてしまいその後眠れない
十分な睡眠を取れないため日中によく眠くなり集中力が長時間保てない

不眠症に対する当院の考え

不眠症とは、睡眠障害の他にも倦怠感や集中力低下、食欲低下などの様々な症状が複数同時に現れることもあります。症状は軽いものから重いものまで様々ですが一般的には病気に分類されます。不眠症とはその時の環境によるストレスや服用中の薬の副作用、心身の病気などで現れることが多いです。また一度不眠を発症してしまうと「また眠れないのではないだろうか」と不眠の恐怖により不眠が悪化する悪循環になってしまいます。
不眠症は一時的なものであれば誰でも一度は体験した事はあるかもしれません。例えば、試験前の緊張や旅行前日の気分の高揚などで眠れないといったこともあると思います。
一時的なものであれば不眠症とは言い難いですが、不眠が1ヶ月以上続くことで日中にさまざまな不調が出現し精神や身体、生活の質が低下したと自覚したときに初めて不眠症と診断されることとなります。あくまで上記は診断基準ですが眠れないことで仕事や生活の質が下がり支障を生じると不眠症と考えてもいいと思います。
日本では約5人に1人がこのような不眠の症状で悩んでいるとされており小児期や青年期にはあまり発症しません。ですが20~30歳代に始まり加齢とともに増加していきます。
また、男性よりも女性に多いといわれています。

なぜ不眠症になるのか、その原因

不眠症になる原因には多くのものが挙げられます。
① ストレス
ストレスや緊張で眠りにくくなる事は多いです。特に神経質で生真面目な性格の人はストレスを感じやすく不眠症になりやすいとされています。
②生活リズムの乱れ
夜勤などのシフト制勤務や海外に行った際の時差などで体内のリズムが乱れることにより不眠を招きやすくなります。
③環境
眠る際の騒音や光が気になり眠れない。また寝室の温度や湿度により睡眠が妨げられることもあります。
④体の病気
高血圧や心臓病・呼吸器疾患などといった内臓疾患による症状が原因となることもあり、他にも睡眠時無呼吸症候群など睡眠に伴い呼吸異常が発生する事により睡眠が妨げられることもあります。
⑤心の病気
心の病気の多くは不眠を伴います。最近ではうつ病にかかる人も増えており不眠症だと思っていたらうつ病だったと言うこともあります。

不眠症の軽減方法

交感神経が活発になり覚醒状態(興奮状態)になるとなかなか寝付くことができません。副交感神経を活発化させリラックスさせることが重要となります。特に寝る前にはリラックスタイムを作るようにしましょう。
例えば、ぬるめのお風呂(約40度前後)に20分〜30分ほどゆっくり浸かることで深部まで血流が良くなり身体の緊張を緩和させることができます。また半身浴は副交感神経を優位にし、睡眠の質を向上させてくれます。
他にも飲酒はあまり良いとは言えません。飲酒後は眠くなり寝付きが良くなるようにも思えますが実際は深い睡眠を取ることができず結果、睡眠が浅くなり朝早くに目覚めてしまうことが増えます。
まずはすぐに改善できるところから行うことがストレスになりにくいコツといえるでしょう。

当院オススメの軽減メニュー

不眠症に対して当院では主に筋肉へのアプローチを行い、筋肉の硬さなどの身体的緊張を緩和させることが可能です。例えばお身体の筋肉が硬くなる原因の1つに「歪み」があります。その歪みを根本から整える全身矯正を行うことにより骨格から歪みを整え血流が改善される為お身体にかかる負担が軽減されます。その他にも手では届かない深部の筋肉を緩めるのに有効な鍼灸治療なども効果的です。
当院では上記の施術メニューだけではなく東洋医学的な観点からもアプローチをすることが可能な全調整鍼というメニューがあります。全調整鍼は体内の気の乱れを調べ原因となる部分のツボに鍼を行い間接的にアプローチをすることが可能となり精神的な負担を取り除くことができます。

施術頻度はどのくらいか

頻度としては目安として初めは週に2回〜3回を目指してください。
不眠症の治療で大事なのは体質を変えることからです。今までで体に染み付いてしまった悪い癖をとるには1回の施術や少ない回数だけでは改善できません。より早くお体にとって良い状態にしていくためにも初めはあまり日を空けずにお越しいただくことが望ましいです。