足関節捻挫
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くるぶし周辺に痛みがあり、内出血により赤(青)く変色し腫れている。(痛みがない場合もある)
足の指先を親指側に捻る様に動かすと痛い。
立っている時に体重をかけると、痛くて体重を掛けられない。
歩く時に痛い、走ることが出来ない。(軽度であれば運動も可能の場合もある。)
足首に力が入らない。びっこをひく。
動かさなくてもジンジン痛む。
足首に不安定感、ぐらつきがある。
足の外側で支えにくい -
足関節捻挫に対する当院の考え
捻挫は主に軟部組織(靭帯や腱)や軟骨(関節軟骨・半月板等)を断裂したり損傷したものを言います。
足関節捻挫は特にスポーツ外傷の中で頻度が最も高く、そのほとんどが足首の外側の靭帯を損傷する内反捻挫です。足関節の捻挫は他の部位の捻挫と比べ再発率が50〜70%と非常に高く捻挫を繰り返します。
これを繰り返すことで足関節に不安定性が出現し更に捻挫を繰り返す悪循環へと陥ります。
上記で記したように足関節捻挫はスポーツ外傷の中でも最も多く全体の約3割を占めます。中学生以下で25%、高校生以上で30%に達します。
ただの捻挫だからといって放置せず早めに治療を行うことが大切です。 -
足関節捻挫を放っておくとどうなるのか
前述したように捻挫してから正しい治療を行わないと関節部分に不安定性を生じ、捻挫をさらに繰り返すことで慢性足関節不安定症に進行する場合があります。靭帯は関節を安定させる役割がありますが捻挫をすることで靭帯の断裂まで行かなくても靭帯が伸びてしまいます。
もし治療せずに放置すると関節部分を安定させることが出来なくなりさらに捻挫を繰り返す悪い癖ができてしまいます。繰り返すことで靭帯への負担も大きくなり治るまでに時間がかかるようになってしまいます。
そうなるとスポーツやお仕事復帰が難しくなり日常生活にまで支障が出てしまいます。 -
足関節捻挫の改善方法
受傷直後であればRICE処置と言われる処置を行います。
REST(安静)・・・足を動かさずに安定に保ち固定します。なるべく体重をかけたりしないようにしましょう。
ICING(冷却)・・・患部に氷嚢を当てアイシングします。冷やすことで血管が収縮し内出血が抑えられます。痛みの緩和にもつながります。
COMPRESSION(圧迫)・・・テーピングや包帯で圧迫し固定します。
ELETATION(挙上)・・・足を心臓より高い位置に固定します。寝る時に足の下にクッションなどで高さをつけると良いでしょう。受賞直後でなければ基本的にサポーターやテーピングでの固定が主になってきます。
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足関節捻挫の改善に効果的な当院の施術メニューは?
当院では関節に対しての矯正治療と下肢周辺のマッサージといった施術があります。
急性期を過ぎれば下肢の捻れや歪みを整える矯正治療がおすすめです。普段から捻れや歪みを抱えたままだと普通の人よりも捻挫を起こしやすくなってしまいます。当院では全身矯正という下肢だけでなく骨格の歪みも一緒に整えることが出来る施術があります。
他には足の筋肉が硬いままだと関節の動きにも支障が出ます。それを改善するために下半身を中心とした筋膜ストレッチというストレッチのメニューもあります。 -
その施術を受けるとどう楽になるのか
全身矯正は下肢だけでなく根本の骨盤から歪みを整える事ができます。根本から調整する事でより怪我をしにくい体作りが可能です。
筋膜ストレッチは筋肉ではなく筋膜という部分を伸ばすメニューです。柔軟性が増える事で関節部の負担を和らげる事ができ、スポーツなどのパフォーマンス向上にも効果的です。 -
改善するための治療頻度はどのくらいか
受傷直後であればアイシングや固定など繰り返しの処置が必要となりますので、可能であれば毎日来ていただく事が好ましいです。関節を避けて周辺の筋肉を緩めていく施術も炎症の状態を見て行っていきます。
急性期が過ぎれば患部の固定を必要に応じて行いますので週に2〜3日を目安にお越しください。
痛みが引いてからは日常生活でも支障が出ないようケアという形で継続的に通院していただくことも可能です。