悩みタイトル

①在宅ワークを続けているが、テーブルが低くて姿勢が悪くなってしまい立ち上がると背中を急に痛めることがある。

②スポーツを趣味でしているが、スポーツをやった翌日に仕事をしていると背中が痛いな~と思い、ふとした瞬間に動かすとビキッとした痛みがやってきて動けなくなる。

③1歳の息子の育児をしていて普段から背中に違和感を感じたが、ある日息子を抱っこして出かけた時に背中に激痛が走り、その日は帰れたが翌日から痛みで動けなくなってしまった。

④学生で普段サッカーをしているがストレッチの時や走ったりするときに背中が痛くなることが最近多い。

⑤最近つかれがたまっていてよくベットに入るが、ある日の朝起きると背中に激痛が走り30分ほど起き上がれなかった。

その症状、『ぎっくり背中』かもしれません。

ぎっくり背中に対する当院の考え

ぎっくり背中に対する考えとして、発症する理由は主に2つほど考えられます。

まず一つに筋肉に問題がある場合です。発生する要因はスポーツを行った時や長時間の同じ姿勢でのデスクワーク、慢性的な肩こりや腰痛を抱えている人など様々です。
普段背中の筋肉に負担をかけている人に起こります。最近はスマホやタブレットの使いすぎが原因の場合が一番多いです。

二つ目に挙げられるのが骨の異常、とくに骨がズレたり変形が起こってしまうケースが多いです。
変形性脊椎症や椎間板ヘルニア、頚椎椎間板ヘルニアがぎっくり背中の要因でよく見られる病気として挙げられますが、他にも脊椎カリエスや背部脊柱狭窄症なども考えられます。
さらに重症例だと脊椎や脊髄にガンが発生し、痛みが生じていることもあるので注意が必要となります。
他に激突・衝突・転倒などによる骨折や打撲も挙げられます。

背骨だけでなく肋骨の骨折でも背部痛の原因となります。スキーやスノーボード、格闘技をしている方などはこの点注意が必要となってきます。
高齢者はとくに骨粗しょう症で骨がもろくなっている状況で転倒してしまい、骨折することが多いので歩く際には注意が必要となります。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

ぎっくり背中を放っておくと筋肉に炎症反応がある場合には自発痛が強くなり、炎症範囲が広がるため、痛みの強さ以外に痛みの範囲も広がってしまいます。
また痛みが強い状態で日常生活を送ってしまうと、患部の痛みをかばう動作を行ってしまうため、元々痛みを感じていなかった健側側や患部以外の場所もオーバーユースとなってしまい、痛みの箇所が増えることになります。

痛みの症状は安静にする事で良くなる事もありますが、2,3日は日常生活動作が困難になるでしょう。また良くなった場合でも少しの違和感や痛みが患部に残ることがあり、スッキリした状態で日常生活を送ることが難しい場合があります。

ぎっくり背中の軽減方法

ぎっくり背中の軽減方法としては、まず痛みがあり、腫れぼったさや痛めたところが厚い場合はしっかり冷やして安静にしましょう。冷やすにしても湿布などではなく、保冷材や氷嚢を使って冷やしましょう。

痛みが和らぎ徐々に動かせるようになってきたら、筋肉をほぐすことや血流を促進させる目的で湯船に長く浸かったり、ホットパックなどを用いて温めることが良いです。

また痛みがなくなり動きもよくなってきた場合、再発防止という点でストレッチを行うことも重要です。特に背中まわり、それも肩甲骨周りのストレッチは入念に行ってくださいね。

施術を受けるとどう楽になるのか

まず一つに鍼施術を受けると筋肉の緊張が取れて、施術前の動きの制限と比べて動くようになります。

次に矯正後の効果としては、骨の位置を調整して可動を良くしていくことで、負担がかかっている筋肉の負荷を軽減させ、筋肉の遊びをつけることが出来、結果として動きが広がっていきます。

最後に猫背矯正の効果としては、大胸筋周りの筋肉を伸ばして内巻き肩を矯正していき、猫背の原因の筋肉の一つである大胸筋、広背筋などの矯正をかけていくことによって、内巻き肩によって緊張し続けている筋肉に遊びがついて動きが良くなり結果負担が減っていくので楽になれます。

軽減するために必要な施術頻度は?

ぎっくり背中を軽減させるために必要な施術頻度としては、急性であるならば週に2~3回、一番ベストなのは痛みが取れるまで毎日ご来院いただくことをお勧めしております。
毎日お越しいただくことによって筋肉の緊張が取れている状態が定着してくるようになります。

痛みが取れてくるようになればペースダウンをして週に1回の通院にしても大丈夫です。症状が繰り返す恐れがあるので、痛みを取るためには最低でも6ヵ月通っていただくことが理想です