不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 最近仕事の疲れやストレスで中々寝られないので、早く寝床について寝ようとしているのですが、早く寝床につくほど寝ることが出来ず、最終的には携帯を見てしまいその結果寝る時間が遅くなってしまいます。朝も出勤する時間までギリギリに起きて中々仕事に集中できない日々が続いてしまっています。この症状を軽減させるにはどうしたらいいでしょうか?
A 不眠の要因の一つはストレスや仕事での悩み、心配事だと言われており、これらの原因から来る不眠は数日から2週間ほどで快調に向かいますが、この不眠が3ヵ月以上続いてしまうと俗にいう「不眠症」になるとされています。
不眠が続くことによる焦りや不安も、症状が長引く原因の一つとなってしまいます。不眠の原因そのものが解決されたとしても眠れないことが悩みとなって長引くことがあります。
もう一つの要因としては自己流の睡眠習慣で寝てしまうことにより、不眠を悪化させてしまうことです。軽減させる方法としては、ストレッチで副交感神経の働きを緩めることをお勧めしております。全身をリラックスさせたり、眠たくなるまで寝床に入らないなど、眠りに対する思い込みを変えていくことが重要です。
一人一人に合った寝方を見つけることが不眠症を軽減させていく一歩に繋がります。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q ここ最近眠りが浅いです。以前までは7時間睡眠でしっかりと寝ていたのですが、ここ最近は1時間ほど早く起きてしまい、そのあと中々寝られず結局そのまま普段起きる時間になってしまい仕事や用事に行くのですが、結局集中できずにどんどん疲れがたまってしまいます。
これは不眠症に入るのでしょうか?
A 不眠症といっても眠りが浅い・眠りを維持できない・夜寝つきが悪いといった様々な種類が存在します。
眠りが浅く、睡眠した気がしない「熟眠障害」。希望した時間から1~3時間以上早く起きてしまう「早朝覚醒」。床についてもなかなか寝れない「入眠困難」。夜中に何度も目覚めてしまう「中途覚醒」と大きく分けるとこの4種類に分かれます。
なお、この四つは別々に症状として出ることがあれば同時に出現することもあります。
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q ここ最近あまり眠れず、知り合いに相談すると不眠症じゃないか?と言われ、セルフケアを色々と考えているのですが、どれも中々結果が出ず寝られない日々が続いてしまっています。効果の出るセルフケア、効果のある食べ物などがあれば教えて頂きたいです。
A 人間の身体には誰しも「体内時計」が備わっています。この働きによって朝はうまく活動でき、夜は体を休めるようになります。体内時計はすべての臓器に備わっていますが、これが何らかの原因でずれると様々な不調を起こすと言われています。その一つに不眠症が挙げられます。
体内時計を調節する方法としては、まず朝に日光を浴びることです。日を浴びることで体内時計は一度リセットされるので、朝の日光はできるだけ毎日浴びるようにしましょう。
また朝の食事はパン、またはコーヒーという方が多い傾向になっていますが、良質なたんぱく質を取ることが重要といわれています。肉や魚、乳製品、大豆製品にはたんぱく質のほかに、トリプトファンというアミノ酸が含まれています。このトリプトファンを体内に取り込むことにより体内時計を調節するメラトニン・ストレスを和らげるセロトニンという物質に変化します。
朝は忙しいと思いますが、たんぱく質を取れるヨーグルト、牛乳、卵焼きなどを食べることをお勧めします。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q 最近何をしていてもやる気が出ず、なかなか寝付くことが出来ません。インターネットで調べると睡眠障害、不眠症というワードの他にうつ病というワードが出てきたのですが、不眠症とうつ病の関連性はあるのでしょうか?
A 不眠症などの睡眠障害を起こしてしまうと3年以内にうつ病に陥る可能性が、通常の方と比べて約4倍ほど高くなってしまうと言われています。また不眠が1年以上続いた場合はそのリスクが約40倍増えると言われています。
さらに今は治っていたとしても、過去に不眠を経験された方はその後うつ病になる可能性が約2倍ほど高くなるとも言われていることから、睡眠障害はうつ病を引き起こす要因の一つとされています。
また、うつ病が軽快しても完治には至らず症状が残る場合があります。その中でも不眠症状は残る確率が一番高いと言われています。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q ここ数日中々寝つくことが出来ず、日々の生活・勤務中のストレスが溜まってしまい、何事にも集中できない日々が続いています。病院に行こうかなと思っていますが、接骨院でできる施術というのはないのでしょうか?
A 不眠症の軽減のため、当院では鍼の施術を受けることをお勧めしております。鍼を打つことで血流を良くさせ、筋の緊張を解いたり、不眠症の原因となっている自律神経や機能を向上させるという効果が期待されます。
特に一過性の不眠症には鍼が最適と言われていますので、お気軽にお問い合わせください。